新潮文庫 【・カエルの楽園2020 ・車輪の下 ・星の王子さま】

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【カエルの楽園2020】 百田尚樹

コロナ渦の日本を描いた寓話。

楽園ナパージュ(日本)に

(ちなみにjapanの逆さ読み)

住んでいるツチガエル(日本人)という設定。

現代に置いて政治的権力のある方々を、

カエルに置き換えて言動を表現することで、

普段とは違った位置から眺めることができる。

テレビから流れてくるようなセリフを、

カエルが真剣な思いで語っている。

著者本人もハンドレットという、

ナパージュで一番口の悪いツチガエルとして登場。

そんなに政治に詳しくないですけど、

寓話だけどここまで書いちゃっても大丈夫なんですね

ってぐらいの表現があったりします。(笑)

コロナ問題の答えはまだ見つかってないけど、

自分たちで考えていかないといけない時代、

何を考えなきゃいけないかも自分で見つけていく時代、

”考えること”を喚起させてくれる本

【車輪の下】 ヘルマン・ヘッセ

すごく簡単に訳しちゃうと

主人公は勉強できる天才、

普通に遊んだりすることもできたが

周りの大人達、父が勉強を進める

頑張って勉強し神学校へ入るが

・・・なんか違う

となり、中退

その後は環境に馴染めなくて心病む

そして悲しいラスト・・・

って感じ

でも、これに似た幼少期を過ごしてきた方もいるんじゃないかな

親や”周りの目”に答えるために勉強する

何かを学ぶことが悪いと言っているわけではないが

勉強することがゴールになってて

勉強したことによって

自分は何ができるか

また何がしたくなったか

学んでから何をどう行動すればいいかを

考えることが大事なんじゃないかな・・・

【星の王子さま】 サン・テグジュペリ

老若男女に愛され

300以上の国と地域の言葉に翻訳されている

ロングベストセラー

砂漠に不時着した主人公”ぼく”と

遠い小惑星からやってきたという王子様

王子様の星にいた

わがままで気難しい”バラ”

献身的に世話をしてきたけど、

気持ちのすれ違いにより

”バラ”を残して

王子惑星脱出、そして旅立ち

行く先々の星で登場してくるわけのわからん大人たちもfunny

支配が大好き「王さま」、

褒められたがり「うぬぼれ男」、

所有したがり「ビジネスマン」など

7番目の星で地球に到着し

そこで出会った”キツネ”が教えてくれた秘密

”大切なことは目には見えない”

(この本の有名なセリフ

わかってるけど、なかなか見えないよね・・・)

地球に来てから1年が経とうとした頃に

砂漠に不時着した”ぼく”と会う

そしてちょうど1年経った日に王子様はいなくなってしまう

あらすじみたいの書いたけど

えっ?

・・・ん?

ってなっちゃうんです

頭ごちゃごちゃしてくるんです

でもなんかわかった気がするんです

・・・そういう本です!

時間を開けて読んでみると

今と昔とで感じ方、考えが

違って見えるかもしれない

不思議な世界・・・

これが原作になっているDVD

最後まで見て頂きありがとうございましたm(_ _)m

  では、また次回!!

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